恋物語のこと
おはようございます☀️
先日の夕方、ふと日が延びたことに気がつきました
まだまだ寒さは厳しいですが、少しずつ春が近づいていることが感じられて嬉しいです!
(o´▽`o)
本日15:00〜23:00、明日9:00〜15:00で出勤します
CAさんでお迎えです✈️
お時間があればぜひ♡
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今日は伊藤◯千夫「野◯の墓」について
千◯県は矢◯の渡し周辺を舞台に、主人公の15歳の少年と彼の従姉で17歳の少女との悲恋を描きます
夏目◯石が作者への書簡にてこの作品を、「あんな小説なら何百篇読んでもよろしい」と褒めています
プラトニックな純愛の物語です
屈折した見方かもしれませんが、こういうのが好きな人は多いだろうなと思いました
個人的には、どうも私はこの手の小説が苦手なようです🌀
愛とか恋の物語を、素直に受け取れるようになりたいです…(・・;)
それでもこの小説に惹かれた理由はストーリーの展開よりも、作者による風景描写とかにある気がします
物語の前半部分では花や風の輝きが無垢な二人を祝福し、彼らもまた互いを花に喩えて気持ちを伝え合う
若い恋心が田園が広がる農村の景色を通して爽やかに描かれるのです
直接的に表さずとも自然の描写による詩情で可憐な恋心を描くことができたのは、作者が歌人でもあった故でしょうか
見事だなと思います
文学史的な話をすると、この小説は自然主義にも浪漫主義にも当てはまらないと思います
ヒロインが歳上であることを理由に、二人の結婚は認められず彼女は無理矢理に他家へ嫁がされてしまいますが、自由恋愛が難しく、結婚に関して女性の意思がままらなかった時代、こういうことはよくあったのだと思います
浪漫主義的な激しさや、自然主義的な内面を赤裸々に告発するえぐさとも距離を置き、市井の人にとって一般的であったかもしれない恋物語を淡々と描いたこの作品は、多くの人にとってすごく身近に感じられたのかもしれません💭
普遍性は大事ですね^^
チーズ&スクランブルエッグのせです🍅
2024/01/19 09:15