想像すること

こんにちは
ゴールデンウィークも終わり、しばらくは連休のない毎日ですね
次に連休になるのは7/18土曜日〜7/20月曜日の海の日にかけての3日間だそうです🏖️
6月にも何か祝日を作れば良いのになあと思いますね🤔
本日13:00〜13:00まで出勤しています🌱
来週の出勤は19日水曜日15:00〜23:00と、23日土曜日13:00〜24:00です
お時間があればぜひ^^
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今回は金原ひとみ「YABUNONAKA」です
全14章から成る約500頁の長編です
全編にわたって地の文が無く、最初から最後まで作中に登場する誰かの「語り」によって話が展開していきます
ミステリーなんかによくある「信頼できない語り手」の手法ですね
因みに題名は芥川龍之介の王朝物「藪の中」を基にしており、芥川の「藪の中」も複数の「信頼できない語り手」の独白によって構成された物語です。
物語の舞台は現代日本です
ある作家志望の女性がSNSで、大手文芸社の編集長を性加害で告発するという事件が起こります
その出来事は他の作家や編集者とその家族や友人らの日常に波紋を広げ、それらの人々によって語られる言葉はジェンダーや親子関係、ハラスメント、世代間の断絶、誹謗中傷、炎上と言った現代社会の闇を浮き彫りにしてゆくのです…
結構な文章量ですが冗長に感じることがなくて、飽きずに読めました
すごく面白かったです
登場人物のそれぞれに共感できる部分とそうでない部分がありました
現実に自分の家族や友達に完全な悪人や善人がいないのと同じですね
この物語は至って普通の人々が描かれているのです
ここまで俯瞰的かつ多角的に世代や性別の違う人間と社会を眺められる作者に感心していたのですが、登場人物たちの思想や行いは、彼女の知識や経験に基づいているとしても、あくまでも想像に過ぎないはずです
そういう他人に対する想像力は作家だけの特殊能力ではなくて、私たちが少しでも多く身につけるべきスキルなのだろうと思いました
この本の中では誰もが被害者であり、同時に誰かにとっての加害者です
一方で現実の私たちも、性別と役割を与えられる社会の中で生きていく上でその連環から逃れることは難しい…
そして糾弾を恐れてただ無害に生きることを願えば、誰かと深い関係になることはリスクでしかないのでしょうね
他人という藪を探るよりはそうして無害を装う方が圧倒的に楽なのかもしれません
でも実はみんな、そういう時代に辟易してきた頃かなと思いますが…( ´ー`)

↑今年初の冷やし中華でした🥒
2026/05/16 11:03












