辿り着くこと
こんにちは☀️
先日から急に気温が上がりましたね
コンビニとか喫茶店では冷たいスムージーとかフローズンドリンクがおすすめされていて、つい飲みたくなってしまいます🍹
冷たいものの飲み過ぎは身体に良くないと分かっているのですが…(・・;)
今夏はほどほどにしたいです
本日15:00〜24:00、明日13:00〜23:00で出勤します
お時間があればぜひ^ - ^
………………………………………………………
今回は永井紗耶子「木挽町のあだ討ち」です
江戸時代を舞台にしたミステリーで、2023年に直木賞と山本周五郎賞をw受賞した作品です
江戸は木挽町、芝居小屋で働く菊之助という少年がある夜、父親の仇である男を討ち取ります
まるで芝居の一幕の様な仇討ちの場面は町の人々の語り種となりますが、菊之助は姿を消してしまいました
その2年後、菊之助の縁者と名乗る青年が木挽町に現れます
彼が仇討ちを目撃した人々を訪ねて当時の話を聞いて周るうちに、事件の新の真相が明らかになってゆくのですが…
物語は全六話で構成され、一話ごとに語り手が異なります
常に一人称の視点なので、ミステリーによくある「信頼できない語り手」を用いた叙述トリックで、最後に仇討ちの真犯人が明らかになるのかなと思ったのですが、ちょっと違いました
作者に見事に騙されてしまいました…笑
徐々に事件の輪郭が顕になってゆく過程は、ミステリーとして非常に面白かったです
語り手たちの話によって仇討ちの経緯が判明するに連れ、断片的だった情報から菊之助の抱えていた葛藤や気持ちが明らかになり、どんどん物語世界に引き込まれてしまいました
また、語り手たちは皆少し訳ありで、身の上に事情を抱えています
それぞれが迷いや苦しみを経て木挽町の芝居小屋に流れ着き、菊之助の元でそれらの人生が交差するのです
それぞれの登場人物たちが織りなす人生模様に心打たれるのも、この本の楽しみかもしれません
ミステリーと江戸の人情噺、両方楽しめる物語です(o´▽`o)
醤油ラーメンが美味しいこの頃です🍥
2025/05/24 12:11