MomoeのブログMomoe's blog

     

手を取ること


おはようございます☀


冬のオリンピックが始まりましたね⛷️

競技を見るのも良いですが、選手の背後に聳えるアルプスの山々を眺めるのも楽しいです

いつか生で見てみたいなあと思います…


本日、13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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今回は遠藤周作「死海のほとり」です


先月から遠藤周作を続けて10冊ぐらい読んでいて、特に印象に残った作品です


主人公の「私」はキリスト教徒でしたが学生の時に戦争を迎え、弾圧を受けて信仰に躓きます

戦後、クリスチャンとしての生き方に区切りをつけるためにイスラエルを訪れ、戦時下を共に過ごした旧友とイエスの足跡を辿るというストーリーです

現代の「私」がエルサレムを探訪する様子と、晩年のキリストに関わった人物たちの物語が交互に語られます


主人公と作者の人生は重なる部分があるようで、遠藤周作の自伝的な物語でもあります

自らの信仰や人生について考え、迷っていたことが想像できました

小説を書く上で人間の心の奥底を見つめざるを得ない苦しみがあったのだと思います


多くの作品を読んで見えてきたのは、作者が考えていた「愛」のことです


「愛」とは悲しんでいる人の手を取って、その苦しみを共に背負うことであると作者は考えていたのではないかと思います💭


もっと言うと、キリスト教的な信仰とは教会に通うとか祈るとかそういう形式的なことじゃなくて、愛を実践することであると


聖書にあるような奇蹟を信じて救いを待ち望むことではなく、ただ他人の手を握って一緒に悲しむことが愛に形を与え信仰を実践する方法であると考えたのではないかな…

あくまでも私の想像ではありますが


結局人間を人間たらしめるのは文明ではなく、愛でしかないのかもしれません

そんなのは綺麗事だと言われてしまうからこそ信仰は尊く、また難しいのでしょうね…

イイね!
     

お正月の恒例のこと


おはようございます☀


気がついたらもう一月も後半ですね

初詣に行ったり蜜柑を食べたり編み物をしたり、大したことをしていない間に年末年始は過ぎて行ってしまいました…

ぼんやりし過ぎですね(*´ー`)


本日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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今回は井上ひさし「不忠臣蔵」です


年末からお正月にかけて読んでいました

12月は強引ですが、忠臣蔵の月です


余談ですが、小さい頃のお正月はテレビ◯京で、新春時代劇と銘打って何時間も時代劇を放送していました

大抵戦国時代や幕末の有名人が主人公でしたが、私が見ていた間でも忠臣蔵はたしか2回ぐらい扱われていたと思います💭

いつからか無くなってしまいましたね…

N◯Kの大河よりセットや衣装がちょっとチープだけど、民放の大衆的な感じが割と好きでした



「不忠臣蔵」は、吉良邸の討ち入り加わらなかった19人の赤穂浪士を描いています

仇討ちを誓う起請文に血判を捺すも後に意志を翻した者、討ち入りの現場に合わなかった者、事情があって泣く泣く義盟に加われなかった者、作戦の途中で命を落とした者…


主君の敵討ちを遂げた後に切腹となった赤穂義士の物語は、事件が起きた当時から、世代や身分を問わずに美談として持て囃されたようです

そこに加わらなかった侍たちは「卑怯者」として随分肩身の狭い思いをしたのだとか…

主君の暴挙によって御家が取り潰しになって生活がままならなくなった上に世間からの非難を浴びた浪士たちの心情を思うと、つらかったです( ;  ; )


忠臣蔵、歌舞伎や浄瑠璃や時代劇と言ったエンターテイメントの筋書きとしては分かりやすくて面白いし、実際にあった事件が元になっているからこそ現代まで人々の興味を惹き続けてきたのだと思います

でも史実を辿れば四十七士「じゃない方」だって大勢いた訳で、卑怯者と謗られたそちら側にもそれぞれの義があったのですよね


作者が「じゃない方」に光を当てたからこそ見えてくる事実があって、それを踏まえると「忠臣蔵」を美談とするのはちょっと短絡的かもしれません


物事を多面的に見るのは難しいですね😕


主君のために命を投げ出すことだけが忠義であると盲信することへの批判的な視点や、同調圧力に対する抵抗は、護憲や反戦を主張した井上ひさしらしいなと思いました…

イイね!
     

開き直ること


こんにちは☀️


2025年も残すところあと僅かですね

昨日スーパーに行ったら、棚がほとんどお正月用の食材になっていてちょっと困りました(・・;)

蒲鉾とか昆布巻きとか結構好きですけど、流石に一人で一本は消費し切れないですよね

丸齧りしてみたくはありますが…


今日15:00〜23:00、明日9:00〜15:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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今日は川端康成「禽獣」です

10年ぶりぐらいに読んだと思います


先日ニュースで海保の巡視船の窓に小鳥が現れた様子が可愛いと取り上げられていました🐥

その小鳥が「キクイタダキ」という種類だということまで報じていて、その鳥の名前になんとなく聞き覚えがあったのです…


気になって調べると、やはり川端康成の「禽獣」に出てきていたことが分かり再読した次第です


短編小説で、作者が34歳の時の作品です

犬や小鳥に病的な愛情を向ける男の生活と、かつて彼が心を寄せた踊り子の女との再会が描かれます


私自身、犬や猫に猛烈に惹かれるところがあります

いまは街で見かける子たちを「可愛いな」と思うだけです

でもたぶん、本当に飼おうと思ったら出来なくはないのです…


それなのに実行に移せていないのは、愛玩動物という存在に薄っすら人間のエゴを感じていて、それに向き合う勇気がないからだと思います


そんな風に考えるようになったのも恐らく、昔この小説を読んでいて、下記の言葉が心のどこかに引っかかっていたせいかもしれません


『それよりも、動物の生命や生態をおもちゃにして、一つの理想の鋳型を目標と定め、人工的に、畸形的に育てている方が、悲しい純潔であり、神のような爽かさがあると思うのだ。良種へ良種へと狂奔する、動物虐待的な愛護者たちを、彼のこの天地の、また人間の悲劇的な象徴として、冷笑を浴びせながら許している。』

(「禽獣」より引用)


確かに、容姿や能力の優れた遺伝子以外を排除して都合の良い個体だけを増やしてきた人間の傲慢さにはかえって清々しささえ感じますね


ただ、ペットたちが人のエゴとか傲慢さを知覚することは無くて、彼らは生まれて老いてやがては死ぬという自然のシステムに従って生きているに過ぎないのでしょう

人が勝手に倫理とか道徳を持ち出して、動物たちの生に意味付けしては悲しんだり喜んだりしているだけなのかなとも思います


ここまで開き直れれば、私が犬か猫を飼う日も近いかもしれません(*´ー`)

イイね!
     

モノのこと


こんばんは✨


夕方に見た天気予報では、今度の土曜日深夜から日曜日にかけては雨に雪が混じるかも…

とのことでした❄️

それに明日からはだいぶ冷えるみたいですね


一方で沖縄はまだ25℃ぐらいあるとのことで驚きです!🏖️



明日15:00〜24:00、明後日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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今回は羽田圭介「滅私」です


主人公は「ミニマリスト」としての自らのライフスタイルをネットで発信し、ライター業と投資で生計を立てる冴津という男

家にあるのは必要最低限の家具や家電だけで、その他の余分なものは持たない暮らしを実践していました

そんなある日、冴津の過去を知る男が現れたことをきっかけに彼の生活は少しずつ狂い出してゆきます…


「ミニマリスト」という言葉が人口に膾炙するようになったのは凡そ2010年以降のことのようです


そうしたライフスタイルを持て囃すメディアやSNSの投稿などを目にする度に、私はなんとなく違和感を抱いてきました( ´ー`)

モノが少ないことが、そんなに素晴らしいことには思えないのです…


現代の行き過ぎた消費社会や物質主義に対するアンチテーゼとして日々の生活にミニマリズムを取り入れることは、物欲やそれに由来する欠乏感からの解放にはならない気がします

日常から社会活動を維持するのに必要なモノ以外のあらゆる所持品を切り捨てるという行為は最も簡単かつ劇的に生活を変化させるかもしれませんが、「ミニマリスト」という思想への依存や、そういうライフスタイルへの執着は新たな苦しみの始まりのように思えます


より良い人生を送るのに必要なのは、他人のミニマリスト生活を真似してモノを捨てまくるという表面的な行為ではなく、自分自身で人生の軸となる思考を探すことではないでしょうか💭

イイね!
     

大人になること


おはようございます🌱


もうすぐ12月ですね

街ではクリスマスのグッズとお正月の飾りが並んで売られたりしていて、何だか忙しない気持ちになります…

でも年末の感じは嫌いじゃないです(o´▽`o)

子供の頃、イベントが続く季節にワクワクしていたのを思い出します笑


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今回は宮本輝「泥の河」です


昭和30年頃の大阪は中之島周辺が舞台

安治川の河口付近でうどん屋を営む夫婦の息子、8歳の信雄と、近くに舟で越してきて水上生活を送る喜一との交流を描いた物語です


戦後復興期を迎えた時代、大阪の片隅での2人の暮らしは都市生活とは程遠いものでした

しかし、そんな両者の間にも既に経済的な格差やそれぞれの暮らしから育まれた倫理観の相違は確かに存在し、それらは幾つかの出来事を経て浮き彫りになってゆきます


2人を隔てる安治川はまるで、日本社会に出現し始めた絶対的な格差を象徴するようでした


川の此方と彼方に住む両者はまだ幼く、当初は友達として互いの世界を往き来しますが、やがてはすれ違います…

彼岸と此岸が交わることは永遠に無いのです


生まれや育ちによって生じる格差が安易に克服可能なものとして描かれないのが良いです

残酷な現実が提示されますが、読後感が悪くないのは作者の繊細で落ち着いた筆致のお陰だと思います


信雄が経験したのは子供から大人になるためのイニシエーションだったのでしょう…

「世の中にはどうにもならないことがある」という社会の冷酷さと、それらに対する大人たちの諦念を認めることは誰もが経験しているはずで、だからこそ私たちは信雄とは生きる時代も場所も違うけれど、すんなりと物語を受容できるのかなと思いました(*´ー`)

イイね!

Momoe(20)

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プロフィール

3/3(火) 3/4(水) 3/5(木) 3/6(金) 3/7(土)
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積読を解消しつつあること

ハロウィンはうさぎでした🐇



こんにちは


だいぶ間が空いてしまいましたが、気がついたらもう秋ですね🍂

ここ最近は積読していた本を読み漁ったり、映画を見たり、動物園に行ったり、編み物をしたり、さつまいもと栗をたくさん食べたりと秋を満喫していました😏


何をするにもちょうど良い、このぐらいの気候がずっと続けばなあと思います…

無理な願いですね( ;  ; )


本日24:00まで出勤しているのと、明日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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今回は開高健「輝ける闇」です


作者が新聞社の臨時記者として、南ベトナムの米軍に従軍した経験をもとに書かれた小説です

ノンフィクションのようですが、創作も織り混ざったフィクションとのことです


現地での暮らしやホーチミンの人々との交流、壮絶な従軍体験が描かれてゆくのですが、当時のベトナムという国や戦場から湧き立つ"匂い"みたいなものが感じられました

雰囲気よりももっと生々しい何かです


しかし文章は結構難解で、抽象的な表現が続いたりして部分的に読むと「⁇」となる箇所が多いのです


そういう分かりにくさは、「戦争」という現実での出来事よりも、どちらかと言えば主人公である「私」が生と死に向き合うことで起こる精神の動きにフォーカスされていることが原因かなと思います


それはノンフィクションでも良さそうなところを敢えてフィクションとしたこととも関係がありそうです…

例え自分のことであっても、形を持たない感情だとか心の動きを寸分の狂いもなく正確に文章に落とし込むことは出来ません

何らかの脚色が含まれてしまうからこそ、いっそフィクションとして限界まで自らの精神性に迫った私小説であるのでしょう

そういう文章を通して見る戦場は、写真なんかよりももっと"自分のこと"として感じられました

「私」は第三者として戦争を傍観し続ける自らのことを嘲って「視カン者」と言うのですが、この本を読むことで読者もまた視カン者になり、苦しみを覚えることを避けられませんが…


ジャーナリストでもない作者が、なぜベトナムに行き、熱帯のジャングルで戦闘に混じったのか、不可解に思います

彼を動かしたのがフロイトの言う「死への欲動」だとすれば、戦争という過ちが繰り返されるのもまた人間に宿る制御不能な欲動のせいなのでしょうか

ヒトというのは複雑で、業を背負った生き物だなあと改めて思いました( ´ー`)

イイね!
     

揺らぎのこと


こんばんは🌙


先日まで開催されていた世界◯上、テレビ中継ですがよく見ていました👀

運動音痴な割にはスポーツ観戦が好きなのです笑


マラソンを見ていて、秋になったらランニングを始めたいなと思ったり…


でも根っからのインドア派なので、ランニングに着ていけるような服すら無いのですよね

そんなことで走りに行くのを躊躇しているうちに、いつの間にかやる気を無くしてしまうのがいつものパターンです(・・;)


靴とかウェアとか、まずは見た目から揃えればやる気も続くのでしょうか…

どなたか喝を入れてください<(_ _*)>



明日15:00〜24:00、明後日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^



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今回はカズオ・イシグロ「浮世の画家」です


作者は1954年に長崎で生まれ、彼が6歳になる頃に家族でイギリスへ移住しました

作家としての活動はイギリスでスタートし、後に永住権を得たようです


今回のこの本を含めて彼の作品はほとんどが英語で書かれており、私が読んだのは日本語訳された翻訳文学になります



舞台は戦後間もない長崎です

年老いて引退した画家の小野という男が主人公で、物語は彼の一人称によって語られてゆきます

彼は戦時中、国威発揚のための愛国的な作風によって名を博しますが、終戦後はそうした過去が心に影を落としていました

長女の娘婿が自身に冷たいことや、次女に来ていた縁談が破談になったことが、自らの過去の所為であると気が付いていたのです


そんな日々の中で彼は、自身の過去や周囲の人々との出来事に思いを馳せます



この小説は全編を通して主人公の小野による「わたし」視点で語られるため、極めて主観的です

尚且つ「わたし」の回想は過去の色んな時点を行ったり来たりするのです


しかし、主人公による客観性を欠いた過去の回想や彼自身の意識の「揺らぎ」は妙にリアルで、人が自らの過去を顧みる時はこんな風に思考し、記憶を紡ぐのではないかと思えてしまいます


例えば、自分が悪かったことには気がついているけど、「あの時は仕方なかった」と思い込まざるを得なかったり、数日前のある出来事を思い出していたと思ったら、突然何年も前のことが浮かんで来たり…


私たちもこの主人公のように、時には自己欺瞞を重ね、思わぬ記憶の脱線や連想によって過去を見つめながら浮世を渡ってゆくのかもしれません

何人もそうせざるを得ないとも言えるのでしょうか



世代間による戦争や国家に対する意識の分断もよく描かれていて、気づきの多い小説でした

面白かったです




📸この夏は冷麺を食べていました…🥒

イイね!
     

葛藤すること



おはようございます☀


最近、本は持ち歩きに便利な電子書籍版で買っています

でも、不思議と電子だと読み進まないけど、文庫だとすらすら読める本もあるのですよね…

今日これから紹介する本も、そんな作品です笑


電子書籍で買ってあんまり読めなくて、無駄と思いながらも紙の方を買うのはいい加減止めなければと思っています(・・;)


本日15:00〜24:00、明日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^^


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そんな今回は大江健三郎「性的人間」です


1968年に刊行された中短編集です

『性的人間』『セヴンティーン』『共同生活』の3編が収録されています


どれも自意識や自我の暴走に苦しむ人間を描いた作品です

哲学的な主題を退屈に感じる人も多いかもしれませんが、人間一度は、特に思春期には、「なぜ生きるのか」とか自分の存在について考えて、多少はもやもやした経験があると思います🌀

この本はそのもやもやの深みに嵌った人たちの物語、とも言えるのでしょうか…



どれも印象に残る作品でしたが、特に『セヴンティーン』が分かりやすく面白かったです


物語は主人公の「おれ」が17歳の誕生日を迎えるところから始まり、彼による語りで進行します

前半部分は思春期特有の自意識を拗らせた「おれ」が自らの内面や外見にコンプレックスを募らせ、学校や家庭において孤独と不安に苛まれる様が描かれます

その描写が本当に痛烈で、「おれ」の自意識が余りに過剰気味だとしても、自分の思春期を振り返ると、彼の苦しみに共感出来るところもあると思うのです💭


この物語の時代背景は安保闘争や学生運動が盛んな1960年代で、物語の後半で「おれ」は、その頃活動していた過激な右派集団に出会います

それをきっかけに彼は孤独な精神の拠り所として極右思想へと傾倒し、やがては暴走してゆくのです…



「おれ」は常に他人の目、社会を気にする一方で、野良猫のように生きたいと願っていました


そんな風に彼は、フロイトの言う〈超自我〉と〈エス〉とのバランスを取る〈自我〉が不安定なまま、極右思想に精神の安寧と行動原理を委ねてしまったのですね…

そうして歪められた自我は、間違った方へと向かってしまったようです


自分とは程遠いように感じる内容の作品だけど、これは「おれ」だけの物語ではない気がしました

思春期を過ぎても自我が確立されていない人、それを自覚できていない人は、私も含めてたぶん沢山います

大人になりきれなかった大人たちが、右でも左でも良いけど派手で耳障りの良い思想に出会うとどうなるか…

この警鐘は現代にも通じると思いました



📸つけ麺も好きです(o´▽`o)


イイね!
     

不確実なこと



おはようございます🌻


8月も終盤ですが、相変わらず毎日暑いですね…

この先もまだまだ30℃越えの日々が続くかと思うとしんどいです( ´~` )


最近お家では専ら冷麺を食べています!

素麺も美味しいのですが、冷麺の独特の歯ごたえにはまってしまいました

我が家には無◯◯品の袋麺がストックしてあります

素麺に飽きてしまった方、ぜひ試してみてください🥢


本日15:00〜24:00、明日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ^ - ^


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今回は井上ひさし「十二人の手紙」です


井上ひさしというと劇作家のイメージが先行していて、戯曲とか脚本ばかり書いていたのかと思っていました…

調べてみると小説や随筆も数多く残しているようです💡


本作品は13の短編ミステリーが収められているのですが、全てが誰かから誰かへ宛てられた手紙の形式をとっています

「信頼できない語り手」というのはミステリーでよく用いられるトリックの一つですが、手紙というメディアはこの技法と非常に親和性が高いようです

手紙の書き手は書きたいことだけを書けるし、誰かのふりをすることもできるし、我々読者は、その手紙の書き手が想定している相手に届いたのかどうかさえも確信できない…


こういう手紙ならではの情報の不確実性が、各話で重要な役割を果たしているのです


特に印象に残ったのは、「赤い手」という作品でした

このお話は、出生届とか転入届とかひたすらに各種の届出書類が並べられてゆき、読者はそれらによってある1人の女性の人生を想像します💭

そして最後にその女性によって書かれた手紙が登場するのですが、そこで読者はその女性の人生に起きた悲劇の真相を理解するのです


最後は手紙による種明かしがありますが、これはあくまでもそれまで並べられてきた書類の、補完的な役目しかないと思います

公文書だけで人生の悲喜を語ってしまうという作者のアイデアには脱帽しました


とにかく、全体的に「巧いなあ」の一言に尽きるのです

良くも悪くもですが🤔

12篇のミステリとエピローグ、全てに仕掛けがあって結末でのどんでん返しに「あっ」と言わされるのですけどね…


作者はかつて、

「芝居は趣向。これが戯曲を執筆するときのわたしの、たったひとつの心掛けである。(中略)芝居においては、一が趣向で二も趣向、思想などは百番目か百一番目ぐらいにこっそりと顔を出す程度でいい」

と語っていたようです


たしかに、この小説も各話を一幕の芝居を観るように楽しむのがいちばん良いと思います

それ以外の思想だとかメッセージ性みたいな小難しいことを考えようと思うと、拍子抜けする部分があるかもしれません…


エピローグまで一気読みするのがおすすめです(o´▽`o)

イイね!
     

むかしあったこと


ももえです(o´▽`o)


世の中は今日からお盆休みですね


数日前に東京駅を通ったら、すでに日本人の帰省客っぽい方がそれなりにいらっしゃいました🏖️


本日午前中発下りの「の◯み」は満席のようです🚅

あれだけの席が埋まってしまうとは…

お盆パワーすごいです


本日15:00〜24:00、明日13:00〜23:00で出勤します

お時間があればぜひ♡


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今回は野坂昭如「アメリカひじき・火垂るの墓」です

表題の2作に加えて短編があと4つ収められています


「火垂るの墓」は1967年に発表され、翌年他の作品と共に短編集として刊行されました

同年「火垂るの墓」「アメリカひじき」の2作が直木賞を受賞しています


「火垂るの墓」はジ◯リが1988年にアニメ映画化しています

原作よりも、アニメーション版の方が有名かもしれませんね💭


子供の時に初めてアニメ版を観た時の衝撃は忘

れられません

戦災の描写がリアルで怖いというよりも、人の命がこんなにも軽くなってしまう、ということに凄くショックを受けた記憶があります

幼い2人兄妹の苦難は本当に正視に堪えません…


本作で収録されたすべての短編の中で描かれているのは、先の大戦の戦禍を被った市井の人々です


「アメリカひじき」が特に印象的でした

少年時代に戦争を経験した男が妻の知り合いの米国人の来日をきっかけに、進駐軍時代から抱き続けていた米国へのコンプレックスを心の内に自覚する話


作者の実体験が元にあるようです


戦中戦後の貧しさは悲惨としか言いようがないのですが、関西弁の語り口も相まって妙におかしく描かれています

何とも言えない読後感というか、悲しくつらいだけで終われないのです


敗戦によってそれまで強いられていた理想や苦労が絵空事に変わって、180度思想転換してしまった日本人が子供心にみな滑稽に見えていたのではないかと思いました

妙なおかしみは、そんな作者の実感そのものかもしれないですね…


「アメリカひじき」の正体は、ぜひ読んでみてください👀





📸久しぶりになるとを見た気がします…🍥

イイね!

Momoe(20)

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