非日常のこと
おはようございます🌥️
11月も折り返しですね🗓️
段々と年末が近づいて来た感じがします
師走の忙しなさに憂鬱になる人もいれば、クリスマスとか年越しの賑やかさが好きな人もいると思います
ちなみに私は後者です!
旅行とか何か楽しい計画があるわけではないのですけどね…
イベントが重なってみんなが浮ついた感じになるのが、非日常的でいいなと思っています
(o´▽`o)
本日13:00〜23:00で出勤します
お時間があればぜひ^^
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今回は、つ◯義春「無能◯人」
漫画です
ここで漫画を取り上げるのは初めてですね
子供の頃、漫画はあまり買ってもらえなかったのでほとんど読んできませんでした(・・;)
でも自分で自由に買えるようになっても、何を読んだら良いのか分からず手に取る機会がなかったのです…
この作品は以前ひとに薦められて、題とあらすじが衝撃的だったのでいつか読みたいなと思っていました
時代は未だ戦後の混沌が残る時期、妻子を持つ売れない漫画家の男が主人公です
彼は紆余曲折の末に漫画を描くのをやめ、多摩川で拾い集めた石を元手に河原で「石屋」を始めてしまう、というストーリーです
男には死ぬほどの絶望はないけれど、妻や子供のために積極的に生きることもしません
しかし甲斐性がない割に妻には見栄っ張りで、いろいろと理屈を並べては本業の漫画に専念することさえ出来なくなってしまいます
変な商売に手を出しては失敗する、側から見たら本当にどうしようも無い「無能」な男なのです
「無能」と罵られることを甘んじて受け入れ、社会からはみ出しながら生きる彼はいっそ清々しいです
たぶん男の中には無能であることを望んでいるところがあって、その言葉に苦しみながらも悦びを感じているのではないかと思いました💭
ここまで潔く生きることができたら、きっと気持ち良いですよね笑
今の世の中は努力したり社会に貢献するのが当たり前で、無能であることが許されませんよね…
でもこの漫画の主人公が実行する破滅願望とか現実からの逃避願望は、誰もが心の裡に抱えているんじゃないかなと思います
男ほど極端に社会からはみ出さないで、そういう願望を発散させる方法のひとつがディ◯ニーランドとか当店のような気もしますけど…
考え過ぎですかね💭
ノンフィクションではありませんが、主人公には作者の人生がある程度反映されているようです
私小説ならぬ私漫画と呼べそうです
作中に満ちる退廃的でやるせない空気感がなんとも言えず癖になります
おすすめです( ´﹀` )
のり増しです❣️
2024/11/15 09:48